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新着情報!
頭楯目の仲間たち各種!交接・産卵行動!!
頭楯目の仲間はウミウシでありながら触角が無く、殻が有るものや砂に潜って生活するもの、泳ぐものなど変わった種が多くとても興味深い仲間です。科によって体形も特徴がはっきりしていて、一目で何科の仲間かがわかります。砂中にいるものも多く、それだけに普段あまりお目にかかれない種もいて、出会えるとラッキーです!この仲間が最近、交接・産卵期に入っていて、浅瀬の砂地でよく観察されています。それぞれ卵の形も独特で、砂地に産みつけられた卵を見ると、たくさんの頭楯目の仲間が産まれて育ってくれるといいなぁ〜と思います。皆さんも是非、原始的な美しさに溢れた頭楯目の仲間を観察してみてくださいね!
↑コンシボリガイは殻を背負ったオオシイミノガイ科の仲間ですが、軟体部の透明感と模様の美しさで人気のある種。 | ↑ベニシボリは赤い線の入った殻が特徴の種ですが、卵はクルクルと螺旋状になって産みつけられているのが観察されている。 | ↑ミスガイは殻の有る仲間では大きくなる種で、軟体部はヒラヒラとフリルの様。何個体もが集まっているのが見られた。 |
↑カラスキセワタはお尻が伸びない形をしており、青い縁と黄色の途切れがちなライン模様が特徴。 | ↑カラスキセワタのかなり小さい個体。まだ、ラインがはっきりしている。左は人間の指。 | ↑カノコキセワタの産卵風景。卵はモコモコした綿みたいな塊。 |
↑コナユキツバメガイの産卵。お尻が2本に切れているツバメガイの仲間。何個体も集まっていた。卵は繊維の様なものが透けて見えるような塊としては形にならない状態。 |
危うし!!ニシキウミウシ!?
キイボキヌハダウミウシは白地に黄色の水玉模様でまるで天使の様なかわいい見た目ですが、実は他のウミウシを食べる悪魔?のようなタイプです。自分より小さめのアオウミウシを丸呑みにしているところなどを観察したことがありますが、この時は自分より大きなニシキウミウシに食いついていました。このままのこう着状態が続き、残念ながら時間切れで観察を終えましたので、このニシキウミウシがこの後どうなったのか定かではありません。
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